Nigel Cabourn - HOSPITAL VEST - FRENCH LINEN DARK NAVY
ナイジェル・ケーボンのホスピタルベストです。
上質なフレンチリネンを使用しています。フランス北部は、麻の産地としては非常に適した気候であり、アイルランド産とはまた違った風合いを携えています。
ボタンはインド水牛のホーンボタンを使用。現地の職人が一から削りだし、きれいに形を整える最終工程をあえて省いて自然な風合いにしています。さらにそれを紅茶の色素で染めているという拘りぶり。
入院した傷病兵の一時的な外出等の際に貸与された、ホスピタルスーツをベースにしたデザインで、着用したときのきれいなシルエットが秀逸な一品です。
素材:麻100%
生産国:日本
《フレンチリネン》
生地はリネン。フラックスはフレンチリネンです。
フラックスとは植物の茎のカワである靱皮(じんぴ)を、流水に晒すなどして繊維質を取り出した物の名称です。ちなみにコットンは綿花をつみ取ってスライバー(短繊維の流れを揃えた棒状の脱脂綿のようなのもの)にする工程より、麻の靱皮からフラックスを取り出し、麻のスライバーと成すまでは、遙かに時間と手間がかかります。
コットンに比べ麻が高価であるのはこのためです。
一方で、綿花も麻も収穫を前提とした農作は同様に手間を要しますが、植物としては麻の方が遙かに強く強靱な生命力があります。そのため歴史的に見れば麻の方が人間とのつきあいはずっと古いのです。恐らくは自生した麻を釣り糸やムシロのような布にしたのが最初ではないかと思われます。
人類文化の起源であるチグリス・ユーフラテス川に挟まれた地域に、道具としての麻の発祥はあるのでしょう。LINEN という文字が、やがて、線、糸を示すLINE の語源となっている事からも、麻の根元的な存在を見る事ができます。
フレンチフラックス、フレンチリネンは古くから高い品質を誇ります。これにはやはり川が関係します。アルプスからの豊かで清純な多くの川のおかげで麻栽培の技術と糸や織物に仕上げる技術が成熟した訳です。
一方で世の中に大量に流通しているのは中国製のフラックス。
中国製のフラックスはおしなべてグレーがかったカラーですが、フレンチのそれは、赤みあるいは黄みを持つことが特徴です。
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